このレビューはネタバレを含みます
夫と離婚し女手一つで幼い娘を育てているサラ。
平穏な生活を送っていた二人だったが、7歳の誕生日を境に娘・ミアの様子がおかしくなってゆく…というお話し。
例えば料理を食べて不味いと感じた時、大抵の場合それはその料理が美味しくないのだと判断するけれど、実際は料理ではなく自分の体調が悪いせいで美味しくないと感じているなんて場合もあります。
果たしてサラに起きた恐ろしい出来事はアリスの怨念によるものなのか…はたまたサラが自ら生み出した罪悪感によるものなのか…。
はたまたもかすると、サラはそもそも自分の都合の為に他人に危害を加えるような人間で、それを正当化するためにアリスの怨念を自らの中に生み出し利用していたのかも…。
現実なんて所詮、それぞれの人間の主観による認識でしかありません。
人間の精神はなんて複雑で怪奇なものなのでしょう…。