むぶどん

ボーン・スプレマシーのむぶどんのネタバレレビュー・内容・結末

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

アクション・ストーリーのどちらも進化した良作。マット・デイモン=三木眞一郎の吹替が制作されていたら尚のこと良かったんだけど、逆になんで2作目だけ欠けてるんだ。故人のアテてたキャラが続投している以上、完全同一キャストによる新録はもう不可能なのが大いに残念(でも近年のマット・デイモンには平田広明のが合ってるかな)。
マリーを殺され濡れ衣を着せられ再び事の真相に迫るボーン、一般人を連れていた前作とは違って単独行動なので手際の良さが光ることひかること。演出はより硬派でスタイリッシュに、そして各々の思惑が複雑に絡み合っているのに呑み込みやすいシナリオは相変わらずの出来の良さ。黒幕の邪悪ぶりもさることながら、ボーンの性格と記憶を取り戻していくフォーマットが前作から引き継がれちゃんと機能している点が特に素晴らしいと思う。モービーの主題歌、キュウェ~~ンってサスペンスフルなイントロの挿れどころも上手いんよなあ……。