このレビューはネタバレを含みます
ボーンの記憶に触れる今作。
ストーリーに重点を置いてるので、アクションの場面は少なめだが、このアクションシーンが濃密。
今作も目に付いたものを使って戦うCQCに大興奮。相手も手錠かけられてるのにこの強さ。たまらん!!!
しかし輪をかけてすごいのが、最後のカーチェイス!!!
これはとんでもないですよー。
ボーンさん、左肩ケガしてる上に、猛スピードで走りながら地図確認しつつ、傷の手当てをする!!
んで、結構な回数、車同士の追突があって、その度に片手で急速ハンドルさばきで立て直しながら逃げる逃げる!最中運転してる車はどんどんボッロボロになっていく。
クッソ追い詰められて、トンネルの壁と敵さんの車に挟まれて、拳銃は撃ち込まれて絶体絶命!!どうするどうする!!?(ハラハラハラ…)
からの、もうこれしかないっていう逆転劇!!
うおおおおおおっ!
凄まじい強さ。クールさ。
テンション爆上げで目が離せない。
いろんな映画のカーチェイス見てきたけど、未だにこれは超えない。
終わった瞬間、こちらもふはーってなります。。
ボーンの緻密さ、抜け目なさ、無駄のなさが好き。それをクールにクレバーに、ソツなくこなす佇まいに引き込まれる。
展開の早さと、それを捉えるカメラワークが、ボーンの一瞬の判断力を観客に掴ませるニクい演出となっている。
ドアの外の足音に気づき、ドアの覗き口から目視して状況をしっかり確認する。
逃げる際の手段に、目に入った時刻表を確認し、しっかり腕時計で現在時刻もチェック。
電車の出発が遅れれば、向かいのホームに入ってくる電車との距離、速度を目視し、かつさらに先にある船との距離を目視で計算し、絶妙なタイミングで電車を降りる、などなどなど!!
ストーリーもさることながら、ボーンのこのキャラクターが好きでたまらない!!