花火のように一気に打ち上がり煌めき弾け散る恋
家族想いであり誰にも心優しいニーノ
ある理由から周囲の奇異な視線を受けるジャンニ
偶然の出逢いから惹かれ合う二人が
この時代(1980年代)では
「許されない」という空気に押し流されていく
露骨な描写がないだけに二人の恋がきらきらと耀いている
どちらの家族にとっても「大切な家族」であり
守ってあげたいという想いに違いはない
ニーノが父親に放つ言葉は
胸を切り裂くような気持ちではなかったのか?
周囲の動揺と反して一層に引き寄せられる二人
スクリーンの前で「うっ」と声をあげた