あ

ゲキ×シネ「薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還」のあのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

前作未見。
だけど、今作だけでも充分楽しめるTHEエンタメ!
個性が強過ぎるキャラ達によるドタバタ劇から無理ゲーな苦難を乗り越えていく勧善懲悪という新感線お決まりの展開だけど何度見ても楽しめるのは、主人公を始めとした面々それぞれの善悪は曖昧だけど、自分達が思い描く正義を信じて突き進む人間くさい姿に感銘を覚えるからなんだろうなあとしみじみ。
そんな彼等を演じた役者達もまた素晴らしく!
主演2人が魅力的なのは言うまでもないけど、脇を固める面々がとにかく良い!
生瀬勝久は最初ビジュアルに度肝を抜かれ、出てくる毎に底知れぬ恐ろしさを感じさせる演技と、今作の為に撮影してると分かってるだろうにアドリブをぶっ込んで来る肝っ玉の強さに痺れた!
石田ニコルは、最初は所謂小綺麗な小娘キャラだなあ位に思っていたけど、話が進むにつれて、市民を守る指導者として凛とした風格を漂わせていく演技と、見た目からは想像も付かない声量のある強い歌声が素晴らしかった!
早乙女友貴は、最初が酷すぎた(失礼)からこそのギャップが最高過ぎた!
扮装してる設定だからこその中の人を意識したキメキメの演技は実に楽しそうだったし、覚醒してからの格式張った言動は、大衆演劇で鍛え抜かれたのであろう伊達な演技が役にハマっていて良かった!
そして話もまた面白い!
今回ではヨーロッパ風な架空の国が舞台という事で、同盟のアレコレで一悶着があったり、フランス革命的な要素に考えさせられ、ベルばら&某怪盗的な展開(一部のファンじゃなくても悶絶する事間違いなしなシチュエーション有!)では目の保養になったりしつつ、五右衛門が絡んでくるから、和洋折衷良いとこ取りにミックスされた内容に爆笑したり!
冒頭から何度も出てきたネタに対する回収の巧さもまたしかり!
ブルブル♪が頭から離れない🤣
あ