若大将を草刈正雄に交代しての新章開幕。イケメン優男で四方八方からモテてるけど、基本的には振り回されてヘラヘラ笑ってるだけで特に何が出来るわけでもないのが等身大な大学生っぽくて好印象。というか先代の加山雄三が無敵キャラ過ぎたんだよな。
行き先が常にフワフワしてるヘソの無い脚本。なのに全編通してなんとなく夢心地で楽しい見ごたえ。これが小谷承靖マジック🦄ってこと？色彩の冴えた美術センスとメタなギャグから「映画なんて嘘でーす」と開き直る系の演出の人なのかと思いきや、現場の空気を上手く取り込んだのだろうドキュメンタリー感も随所にあり。柔軟さが面白い。
