赤西蠣太郎

憧れを超えた侍たち 世界一への記録の赤西蠣太郎のレビュー・感想・評価

4.1
そもそも素材が良すぎるから面白くなるに決まってる。悔しいくらいに面白い。
しかし、ドキュメンタリーというのはその面白い素材をまず掴めるかどうかが鍵となるから、本作に携わったスタッフは本当に幸せだと思う。
まず栗山監督をはじめとしたコーチ陣やスタッフの選手選考の内側から見せてくれるのは、リアルタイムで試合を見てきた者にとっては涎モノ。
練習風景やベンチ裏の映像もかなり良い映像が撮れていると感じた。おそらくはカメラマンや演出の、選手との距離感が良く、人間関係がしっかりとできていたのだろう。
ドキュメンタリーは被写体との関係性で出来ていく。本作はその成功例と言える。