【映画の内容をプロレスに置き換えてレビュー】
『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』
G 2023年 ‧ ドキュメンタリー
WBC王者奪還を果たした侍ジャパン!
本大会ベンチやロッカーでの様子、選手の苦悩や葛藤、あの歓喜の瞬間まで完全密着。
一試合一試合が勝負のプロ野球。
ダメな時も入れて長いスパンで面白いストーリーになるのがプロレス。
大谷翔平選手は「二刀流」が印象的ですが、
試合内外で誰よりも冷静で、負けている時こそ誰よりも大きな声でベンチを盛り上げます。
ウェイトスクワットで160キロ担いで100回などプロレスラーの50〜60回より多くこなすそうです。
WBCのレスラーまで夢中で魅力になっています。
大会で忘れられないシーン。
右手小指を骨折しながらスリーバントをキメる源田壮亮。
準決勝で3ランを浴びベンチ裏でグラブをたたきつけ、うずくまって涙を流した佐々木朗希。
打撃不振が続きながら準決勝で逆転サヨナラ打、決勝でもホームランを村上宗隆。
多くの「正解のない選択」を続けた栗山英樹監督。
この映画には奇跡に向かって「正解のない選択」に本気で取り組んだ選手から離脱・辞退した選手・裏方やファン等、全員が記憶が残されています。
野球好き限らず観て欲しい作品です。