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女王陛下の007のののネタバレレビュー・内容・結末

女王陛下の007(1969年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

因縁の相手であるスペクターの首領・ブロフェルドを捕らえる「ベッドラム作戦」を遂行するボンドはテレサという女性と出会う。彼女の父親は犯罪組織のボスであり、彼から娘と結婚を条件にブロフェルドの情報を得てアルプスへと向かった。007シリーズ第6作目であり、ジョージ・レーゼンビー最初で最後の2代目ボンド。

若返ったことでアクションがスタイリッシュになった。
雪山でのスキーのチェイスシーンなどスピード感溢れるアクションシーンに見ごたえがある。

メインテーマのひとつとして描かれるボンドとテレサのラブストーリーがこれまでと一味違って面白い。
クライマックスでの結婚式は今作の目玉だろう。
ラストの車でハネムーンへ向かうシーンは衝撃的。
ボンドの「急ぐ必要はない、時間はいくらでもある」という言葉は堪らない。
このボンドの結婚が後のシリーズに効いてくるのも良い。

それに結婚式でのマネーペニーの姿も見逃せない。
ボンドと見つめ合ってから帽子を投げられ、受け取り、彼が去ったあとに涙を拭う彼女の健気さが目頭にくる。
これまでの2人のやり取りを思うと特に。
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