セレぴた

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊のセレぴたのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

・序盤、作家のアリアドニがポアロを目的地へ連れていく最中、ハロウィーンの楽しげな空気感から重苦しい雰囲気になっていく演出のグラデーションが、映画に対する没入感を生んだ。

・ミステリーホラーなだけあって過去二作品と雰囲気が違いすぎる笑…基本的に地味めで画面暗め。はっきり言えば観づらさはある。

・トリックは古典的。ただやはりアガサクリスティ原作なだけあって当作品系列一番の魅力、ポワロとシャーロックの違いはここか、動機や人間模様の凄まじさが演出を通して強調されている。トリックのあり得なさや立体感が印象に残るコナンドイル原作と比べ非常に対照的。

・キャストの豪華さとかより演技力に目が行った。演技力レベチの新人女優が一人おる。

・渋くて濃厚な抹茶ケーキ食べた感じ。