【サスペンスとポワロの心の闇に引き込まれる】
名探偵ポワロの第3弾。犯人は、本当に亡霊の仕業なのか?
いつもながら登場人物全てが怪しく思えてきて、次々に殺人が起こっていく。まるで、ポワロが殺人を呼び寄せたかのよう。ポワロの事情聴取によって、少しずつ過去事件との因果関係が明かされ、いろんな伏線を回収していく。
いくつもの殺人、怪しい登場人物、そしてポワロの鋭利な推理…これらのサスペンスの醍醐味に加え、ポワロ自身の深い闇を描いているところが、「ケネス・ブラナー」主演のポワロシリーズのおもしろさと言えよう。
2つの世界大戦を経験して、ヴェネツィアで世捨て人になっているポワロが、事件の推理していく中で、自分を取り戻していく。また軽快に推理を始めるポワロを見ると、続編もあるのかな?と期待感が残るラストで良かった。