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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男のwoosのレビュー・感想・評価

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池袋HUMAXシネマズにて字幕版を鑑賞。
2023年新作劇場鑑賞53作目。
客席は3割くらい。
テーマ「タランティーノ・ダイジェスト」

[全体として]
タランティーノ映画は10代から観ているが、こうやってドキュメンタリーとして並んで見せられるとなかなか壮観だった。
お話的には、時系列順にこの映画を撮影したときはどうだったみたいな感じの話だった。

[良かったところ]
やっぱり『レザボア・ドッグス』が生まれた時の話は面白かったし、『パルプ・フィクション』とか初期作品の話は非常に興味深かった。
あと、ジェイミー・フォックスがいちいちタランティーノとかスパイク・リーの物真似するのが悪意があってしかも似てて面白かった。
タランティーノ映画が、例えばこの映画のこの人の子孫がこの映画に登場しているとか、この映画のこの人とこの映画のこの人は兄弟とか、一つのユニバースになっているという話は知らなかったので非常にキャーっ!勉強んなる!(キャー勉)だった。
ヘイトフルエイトは日本ではウルトラパナビジョンでの上映ができなかったので、タランティーノが望む方式で公開されなかったが、多分この映画でその話をしているときは疑似的に横長の映像になっていたかと思うので、これは一見の価値があるかもしれない。

[気になったところ]
やっぱり難しかったと思うが、ワインスタインの扱いだと思う。
ワインスタインが映るたびにドーンと効果音を出していたが、実際どこまで扱うのかと観ていたが基本的にはタランティーノ監督を賛辞する映画なので、具体的な言及は最小限に留められていたと思う。これは見る人によって評価分かれそうなポイントだな。

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矢継ぎ早にタランティーノ映画がスクーリーンの大画面に映し出されるので、タランティーノファンにはチョーシのイイ映画だと思います。
一番好きなタランティーノ映画は聞かないでください。
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