このレビューはネタバレを含みます
うわぁぁぁ!!すげぇぇぇ!!
なんて映画だよ
まず圧倒的な性描写
モザイク一切なしの挿入、フェラ、挙げ句の果てにはセルフ中絶
あんなどアップAVでも観たことないわ
ビジュアル面は本当に容赦がない
画が過激なほど良いというわけでもないが、この作品に関して言えば非常に重要な要素である
セリフにおいては限りない知性が炸裂するので、倫理観がぶっ壊れてるこのギャップでバランスを保ってるとも言える
父親との思い出がどう効いてくるのかと身構えたけど、ジョーが自分の魂の木?を見つけるシーンは心が震えた
"夕日に多くを求めすぎた"事へのアンサーが壁に反射した朝日を見る事で回収されるのも感動的
そしてラスト 5時間越えのストーリーを終盤で全てひっくり返す
とんでもないちゃぶ台返しではあるが、このラストは決して胸糞などではなく、ジョーが色情狂の哀れな自分、性に呪われてきた罪深い自分から脱するというある意味究極のハッピーエンドなのかも
そもそも完璧な善人なんていないし、人間讃美で終わるなんて陳腐なだけ
散々人間性を説いてきたおっさんが惨めったらしくヤろうとする
自分のような人間からすればこのラストにある意味で救われたような気さえした
自分も童貞なので、おじさんにほんの少しだけ共感しそうになったのが悔しい