はるのうた

ニンフォマニアック Vol.2 ディレクターズカット完全版のはるのうたのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

鬱三部作の三作目
妙に哲学的で理屈っぽい返答が「大勢の男とヤったくせに」というラストへの壮大なフリだったことと、Vol.1よりさらに過激な性と暴力描写に、世界を挑発し続ける鬼才に個人的に最も挑発された作品となった
DIYした医療器具で自己堕胎とか『アンチクライスト』の女性器切り取り並みにセンセーショナルなシーンに悶絶 通常版ではカットされていたこのシーン 二人目の妊娠とカウンセリング、そして自己堕胎は物語上カットできるシーンではあったものの、こういうタブーを映像化できるところがトリアー監督最大の魅力 通常版だけでなく完全版も鑑賞して良かった
ボカシという視覚的ノイズがないことが精神的にくる描写が多いこの物語への没入感を最高に高めてくれたことと、通常版と同時鑑賞していたこともあって非常に疲れた···