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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズのJIZEのレビュー・感想・評価

3.5
2014年に発表されたゲーム"ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ"を実写化したホラーで廃虚化したピザレストランの店内に放置された機械仕掛けのマスコットたちが動き出し夜間警備員へと襲いかかる様を描きだす。ブラムハウス製作の『エクソシスト 信じる者(2023年)』以来の最新作。まず真っ先にニコケイ主演の『ウィリーズ・ワンダーランド(2021年)』の内容を彷彿とさせる。が、主人公の"弟の失踪"というサブテーマをもうけそこは、回避する。またアニマトロニクスによる4体の巨大マスコットたちの巨体の不気味さや稼働表現は、お見事。原作のゲーム版が気になる程度には、作品的価値を牽引できていたように感じる。ホラーを期待し過ぎると拍子抜けしてしまうので、ジュブナイル色濃いめのドラマメインの適度な心理スリラー映画としてお勧めしたい。
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