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ザ・クリエイター/創造者のyutaのレビュー・感想・評価

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
4.0
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)のギャレス・エドワーズ監督によるAI(人工知能)と人類の未来を描いたSF作品です。主演はジョン・デヴィッド・ワシントンさん、渡辺謙さんも出演されています。

AI(人工知能)は、どんどん進化し意識を持つようになる。ところがある日、ロサンゼルスにおいてAIによって核爆弾が爆発し、100万人もの犠牲となった。それを機に、アメリカなど西洋諸国はAIを危険視し使用を禁止するが、アジア圏ではAIの開発を継続しAIとの共存をはかっていたことで、東西、人類とAIで戦争状態となり10年が経過する。

2065年、ニューアジアに潜入捜査をしていたジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントンさん)は、現地で結婚した妻マヤ(ジェンマ・チャンさん)と暮らしていたが、味方の突然の侵攻作戦により、マヤを失ってしまい、自信も手足を失う大怪我を負いアメリカに帰国する。

5年後、ジョシュアの前にハウエル大佐(アリソン・ジャネイさん)が現れ、ニューアジアにおけるニルマータ(創造者)の暗殺と、兵器の破壊の任務に参加するように要請をする。ジョシュアはその任務を断ろうとした時、大佐は死んだと思っていたマヤが生きていることを伝えられ、任務に参加することを決意するのだった…。

映画の舞台のニューアジアは、東南アジア辺りに位置していて、広がる田園風景と近未来の建物が混在していて独特な世界観でした。どこか、スター・ウォーズっぽい感じもして結構好きな感じでした。

主人公のジョシュアが、途中出逢ったAIの少女アルフィーとの逃走劇は、日本の時代劇である「子連れ狼」からのアイデアなのだそうです。
そして、監督とは『GODZILLA ゴジラ』(2014年)でタッグを組んでいる渡辺謙さんの存在も光っていました。監督から直接のオファーを受けた謙さんが演じるのはAI反乱軍のリーダーで、英語と日本語の両方の台詞を駆使していました。
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