ハンス・ジマーの音楽が流れて壮大に終わるラストショットを見て少し泣いた
映画監督の作品の中には一番好きかは置いといて、気合い入れてやり切ってるなと感じる作品がある
「ザ・クリエイター/創造者」はギャレス・エドワーズが自分の人生かけてやり切ってる感じが伝わってきて、その相乗効果で映画自体もエモくて良かった
まず8000万ドルの予算でその何倍もかかってるように思えるルックの作品を作ってる点は間違いなく評価ポイント
SF映画は技術革新の歴史でもあるが、本作はその意味で立派なSF映画と言えるし、歴史に残る作品になるかもしれない
また個人的には既視感ありまくりの舞台立てもスターウォーズじゃん!ブレランっぽい!エヴァだ!AKIRAっぽさもある!と楽しんで見た
AIvs人類というのはほとんど設定にすぎず、中身はベトナム戦争をやりたかった(地獄の黙示録)んだなと
でもその設定があるおかげでロボットのような人間、より人間らしいAIといったことを分かりやすく描けていたと思う
特攻でドタドタ走ってくるロボットは誰もが印象に残る良キャラだ
従来に比べ低予算とは言えビッグバジェットでのオリジナルSF作品をやり切ったギャレス・エドワーズ
後世ギャレス・エドワーズと言えばこの一本と呼ばれる代表作になることは間違いない