あらのぶ

ザ・クリエイター/創造者のあらのぶのレビュー・感想・評価

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
3.8
AIの発展の末、ロスに核兵器を落とされた世界。西側、主にアメリカはAIと共存しようとするアジアと対立しAIを滅ぼそうとする。
本作のAIはプログラムでは無くAIを搭載した人型ロボット。
レプリカントよりわかりやすい。
ロボット(AI)が心を持つ鉄腕アトム的。
ドンパチものというより哲学的アプローチ


いわゆるAI vs人間のストーリーだと感情に囚われる人間と冷徹で合理的なAIとの闘いが描かれがちだが、本作はAIが人間みがある。時に人間に騙され倒される。
AIと共存しているアジアの方が人間味があるという面白い描き方。AI達は宗教も取り入れている…

アメリカの対AI兵器ノマドがデススターのよう。

アジアの都市の中の日本語表記やAIヒューマノイド渡辺謙の日本語、途中の地名表記、エンドクレジットの日本語等、ギャレスエドワードの日本好きが伝わる。

ブレードランナーやAKIRAを彷彿とさせるし、日本人として素直に嬉しい。

東南アジアの風景+AIの本拠地がいい感じ。

プロローグのこれまでのAIと人間の関わりのニュース映像を使った表現は心地よい。
パシフィックリム以来良かった。

もっと細かい設定を見せてくれたらもっと良かったな。
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