AIヒューマノイドの活用は是か非か。そんな問いが世の中を分断した近未来世界線で愛する者を護りたい一人の男のお話。
世界観はかなり良さ気なだけに、凡庸なストーリーや爆弾一辺倒なところとか、設定の粗さがホント残念。
ミャンマーベトナムラオスらへんに似たランドスケープに日本語や中国語らしき言語が蔓延り、宗教観はチベット仏教とロボット信仰が習合してるっぽい「ニューアジア」は、設定ゆるゆると言えばまぁそうなんだけど、大東亜共栄圏が一歩間違えた発展をした世界と言えなくもないか?
対して、機械ゼッタイユルサナイヒャッハーな「合衆国」は、現代アメリカからは想像出来ないなー。
彼らは原因と事象は切り分ける人種だと思う。
ともあれ、宗教や政治思想の違いから西側諸国が正義を振りかざして敵対構造が生まれるのはこの世界と何ら変わらず本質付いてるとは思った。