好きな音楽家の高木正勝さんが音楽を担当してるという理由だけで鑑賞。
期待してた肝心の音楽は、高木さんの個性が抑えられていてかなり作品との協調性の取れたものになっていた気がする。それでもちょいちょい流れる特徴的な曲でハッとさせられるシーンもあった。
原作は未読なのでそれと比べてどうかという点はわからないけど、終始自分の好きな雰囲気でなかなか良かった。
かなり淡々としてるのでクライマックスがクライマックスとわからないぐらいさらっと終わってしまったのも、これはこれで良いのかもしれない。
それと、朝ちゃん役の人の演技力がかなり凄くて、今後どんどん伸びて行く女優さんなんだろうなと思う。あの脱力感のある演技はなかなか自然に出せるものではない。
法律上では18歳になった時点で大人ではあるけど、本当の意味で大人になるタイミングというのは人それぞれ違うのかもしれない。
自分はとてもじゃないけどまだまだ全然大人になりきれてないけど、いつかそのタイミングは必ず来るんだろうなと思ったし、そんなことに気がついた作品だった。