序盤から、これはヤバいぞ…という気配がしており、尺が長めなのもあるとは思うがこんなにも「早く終わってくれ…！」と思った映画は久しぶりだった。
原因としては、この作品は一体何をテーマにしているのかが見えにくいことにあった気がした。テーマのようなものがいくつもポンポンっと提示されて、結局何が言いたいの？とモヤモヤしてくる。(原作未読なので、原作読んでたら違ったのかもしれない)
喪失、親との関係、兄弟との関係、女性の生きる道、などなどそれっぽいものがちりばめられている印象だった。みんな何かありげだけどどれも深掘りはされないし、あんなに確執ありげなガッキーと姉についてはそんなにも嫌う説得力に欠けた。登場人物多すぎたのかも。
あとこれはただの悪口になってしまうしあえてなのかもしれないけどガッキーが全然可愛くなくて辛かった。ワンシーンだけ出てくる染谷くんがすごくよくて、そこだけ映画が締まっていて安心して観れた。
