⚫︎大人は突然大人になった訳で無く、変化してそこに行き着く(一般に成長と呼ぶ)が、本人も何が「大人」なのか測りかねる。子供はいずれ大人になるが、どこから大人と区別するのか、目に見えない。
⚫︎初めましての叔母・槙生と姪・朝が暮らし始めてからの日常の葛藤や心の交流と変化を丁寧に描いているヒューマンドラマ◎
⚫︎個人的には槙生が時々言い放つ哲学的発言がツボだった。
突然の交通事故で両親を亡くした朝(早瀬憩)は、母の妹、小説家で「違う国の女王」槙生(新垣結衣)と暮らし始めた。槙生は朝の周りにはいなかった、大人でも子供でも無いタイプ。物事を決めつけない大人を知らなかった朝には友達でもなく、親でも先生でも無い槙生は不思議に映る。槙生は思春期の子と暮らす戸惑い、朝の不用意な質問によって思い出される過去の姉との確執などあるが、朝の学校の友人と青春していく姿から二人の寄り添う暮らしに変化が出ていく。
二人を近くで見守る元カレ(瀬戸康史)と友人(夏帆)のキャラも良かった。
好みのほっこりする作品で良かったので、原作がコミックと知り、視聴後、数話読み始めてみた
蛇足: 『盥』…..たらい、漢字、知らなかったぁー💦
No.1366