たくまさん

パッチギ!のたくまさんのネタバレレビュー・内容・結末

パッチギ!(2004年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

血で血を洗う側も、無血で何かを伝えたい側も結局は争いの中で生まれてしまった因果なものだ。
橋の下にある川に流れるのは強い時流で、そこで争うのは必然にも思えるんだけど、ただ、最初からずっと橋は掛かっていたんだよね。
日本人だとか朝鮮人だとかいう括りも、本来はただの支流の一つにすぎなくて、大本は大きな川だったはずだ。
橋から見下ろさなきゃそれは見えないだろうけど、見下ろすばかりじゃ理解には繋がらない。大事なのは何かを通して流れる音に耳を傾けることだ。
わかってる。わかってはいるんだけどねー。