MashO

人体の構造についてのMashOのネタバレレビュー・内容・結末

人体の構造について(2022年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

同日同じ劇場で2本(「フード・インク ポスト・コロナ」と本作)のドキュメンタリー作品を鑑賞。
フランスのとある総合病院での出来事
胃カメラの撮影から始まり、眼内レンズの留置術、帝王切開による出産の現場、ペニスからのカテーテル挿入による手術(何か不明)、摘出された乳がん組織の病理検査、内視鏡による前立腺の摘出術、脊柱側弯症手術など、いずれも実際の患者のオペシーンを撮影しており、大変良い勉強になりました。
特に、帝王切開ってあんなに容易に開腹して思いっきり子宮に手を突っ込んで子供を取り出すんだなと妙に感心しました。
また、側弯症に対する手術はトンカチを使って骨を動かしたり砕いたりする様が整形外科が大工さんといわれる由縁だと納得しました。
ただ各オペのシーンの合間に、認知症の老婦人や男性の徘徊シーンが挿入されており冗長な感じは否めませんでした。
霊安室のシーンは日本の場合と異なり、かなり事務的で一方軽快な音楽の中での作業にある種フランスというお国柄を感じます。
Endingでの病院スタッフによる懇親会でのサイケな音楽と壁画(性器を模したもの)は何を意味するのでしょうか? 病院という健康と病気、生と死を扱う場所の人間模様を表しているのでしょうか?
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