サンタムール

人体の構造についてのサンタムールのレビュー・感想・評価

人体の構造について(2022年製作の映画)
4.5
1/17に鑑賞していました。
この日は病院で造影剤いれてのCT検査でした。
というのも、昨年肝臓の数値が悪くてかかった肝臓のクリニックで、腎臓に2センチくらいの腫瘍みたいなのがみつかってたので…。
紹介状がでて、検査受けようとしていた矢先に、網膜剥離で手術入院とバタバタしていたので~。

サクサクと検査を終えて…。病院と目と鼻の先にある映画館へ🎦
そりゃ吸い込まれるように、入館するくさ。

しかも、ちょうど良い時間帯で上映されていたのがこれ。

【人体の構造について】

生と死を繋ぐ場所、そこで働く人々。彼らの視点で見つめるのは人間。肉体。その内部。っていうフレコです。

もう、それはそれは。
素晴らしく、生々しい医療現場のアレコレでした。

フランスとスイスとアメリカの合作なんだけど、映画の舞台はフランスのパリの5つの病院のオペ室メインです。

初っぱなから、ICUの当直看護師達の本音がゲゲってなります。

病院の医者看護師が足りてない説。

一晩に一人で20人も面倒みなければならないという看護師。
週に100人も診察して20人も手術しなければならなくて、自分自身が病気になりそうだという医師。。異常な医療の現場を、生々しく。。

この映画の見所は、色んな手術をモザイクなしで見せてくれて、、医療用カメラでちゃんと見せてくれて…。

手術内容としては

脳室開口術
小腸粘膜萎縮
膀胱鏡検査
レチウス膣温存ロボット支援
前立腺前摘除術
エンゼルケア
認知症
脊柱側弯症
胎盤早期剥離緊急帝王切開
網膜硝子体手術

だったんだけど、

衝撃を受けたのはやはり帝王切開シーン。


あんな風に横に、バサーっと切って、
もんじゃ焼きの時に使うようなヘラでお腹をあけて、手掴みでぐわーっと、赤ちゃんを、取り出すシーンは、そんじょそこらのホラー映画よりも刺激が強い~。
赤ちゃんの、誕生は尊いし、無事に生まれてめでたしめでたし❗ってな感じだったんだけど。
なんだかあんな乱暴に帝王切開が行われてるのは当たり前のことなの?ってなる。。

そして、自分自身が経験した

網膜硝子体手術…。
基本的に局所麻酔なんだよね。
これ、患者は現場の会話が聞こえるんだけど…。
映画の中では医師達が、自分達が住んでいる物件とか家賃事情なんかの世間話とかしとる…。そんな簡単な手術なの~❔😅ってなりますが。

私自信も、手術中にドクターが助手の人に、"違う、それじゃない"とか言ってたし。
手術の最後らへんに。ガスを注入する時に…。
あと50追加してって、いってて
追加を何回かしていたんだけども。
もっと入れてって言われた時に助手の人が"もう、全部入れましたのでありません"とか、言ってて。。
"オイオイ、ガス足りないんじゃないの?大丈夫なのか?"って、思ったけれど結局追加のガスはなく終了。。

ガスも抜けて、退院して…。
退院一週間後から事務処理とかボチボチ始めたんだけども。。
予後がよろしくないようで…。
一度、血の涙でた時は病院に電話で指示をあおぐも繋がらず…。
結局翌日受診したらよくあることだから心配ないとの説明で。

言われた通りに目薬を日に三回打って、生活してましたが…。
傷口のあとにできるカサブタのような膜が張っちゃって…。
視界はワカメのようにぐにゃぐにゃして、白く曇ってます。
たまにSNSとかで、顔がぐにゃーんってなる加工ありますが、右目はそんな感じの世界😂

左目ちゃんも頑張ってくれてますが、片目の生活って、こんなにも疲れるし大変なのね。😢

再度検診にいったら、再手術の宣告を受けました💀
そして来週月曜日に再度手術するため、術前検診に行ったらば…。
今度は手術するのに大学病院へ紹介状を出されるという…。




話がずれました。
人体の構造というのは複雑で。医者も人間なんだし。
どうこうできるものではないのかも知れない。
けれど。


とりあえずは映画のラストのように。。
カオスな世の中で
今を楽しむことにするかな。

左目が見える限り、仕事も子育ても趣味もおもいっきりやりきるよ。
死ぬまで生ききるのがいい。



とか思った【人体の構造について】なのでした。
サンタムール

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