Anzucco

赤と白とロイヤルブルーのAnzuccoのレビュー・感想・評価

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)
2.9
立場の違う二人がいがみ合っていたものの実はラブっていうよくあるロマコメかな、ヤレヤレ…と思いながら見ていた。ら、現実的にクィアをエンパワーする側面があってよかった。大統領の息子の会見でセクシュアリティを公表する自由も公表しない自由もあり、それは誰にでも平等に与えられた自己決定権っていうスピーチ。そうなのよ、なんでクィアはいろんなとこでカムアウトを期待、あるいは強制されるんだ?という疑問がいつもあって。『インスペクション』でも上官がセクシュアリティは聞く必要も話す必要もないと母に言うシーンもよかったなって思ったけど、このスピーチもそんなことを考えさせてくれた。異性愛はいちいちカムアウトを求められないのにね。そして王室のあの場面でガラスに映るレインボーフラッグにガッツポーズしてしまった。さらに大統領ユマ・サーマンの性教育ダイレクト〜!とビビったけど誰にも教わらない方がおかしい話だわなって思わされる。
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