りゅう

赤と白とロイヤルブルーのりゅうのレビュー・感想・評価

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)
3.0
イギリス王室とアメリカ大統領の息子の恋愛を描いた作品。
コメディタッチでテンポ良くサクサク観られる。
荒唐無稽な設定であるが、スマホで仲を深めたり、パーティで楽しんだりと、今時の若者にも共感できる部分があるのではないか。

○モヤモヤ
ゲイであり、互いが有名人だから悩むのは分かるが、「なんだかんだ上流階級の2人じゃん」というのは否めないか。

公人同士のゲイカップルによって、ゲイに対しての理解が世間一般に広まるという意見もわかる。
しかし、本作は一部の上流階級の話だと言う点を無視して観ることができない映画ではある。


以下、リアルさを感じるシーン。
○政治記者 ミゲル
アレックスのまつげを褒める。
ゲイが男のまつ毛を褒めるのはアルアル。

○大統領
息子のカミングアウトにも冷静。
セクマイへの知識もある様子。
息子がバイと分かると「LGBTの中でウキぎみだから」と、細かいネタを入れてくる。

○性描写
違いの体を求める様子はかなりリアルに見えた。
初めの数回の性行為はヴァニラ(挿入を伴わないもの)。
初めての挿入時に(アレックスが攻め)戸惑うのはアルアル。
ゲイだからといって、必ずしも挿入を伴う性行為をするのではないのである。
りゅう

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