デビュー25年目のくるりの初期メンバーでのアルバムをレコーディングのドキュメンタリー。
くるりのメジャー14枚目のアルバム『感覚は道標』のレコーディングと京都・拾得でのライブに密着したドキュメンタリー作品。
「くるりがくるりになる」ことを目指したアルバムの制作過程を追っているので、緊張感や達成感ではなく、リラックスした中でのプリミティブなバンド活動を楽しめる。
で、それがみんなの好きなくるりでもある感じ。
逆に言えば、くるりを知らない人には音楽だけでの勝負みたいなところがあって、映画的にどうこうではない気もする。
バンドのドキュメンタリーって大体そんなもんな気もするけれど。
映画館で観る良さは、やっぱり音響で、序盤のジャムセッションの辺りは特にリハスタのような音の感じがしたし、
なんだかレコーディングの空間に立ち会ってる感じがしたのは贅沢でした。