偽ラドクリフことグラハム・スキッパーとジェレミー・ガードナーのべゴっちゃんコンビ主演のクリスマスホラー。


クリスマス1週間前のある日、クリスマスと言うのにキリストを信仰する者はほぼおらず、閑散とした教会で1人説法を説く敬虔な神父デビット。

時代の流れなのかクリスマスはカップルがイチャイチャする物に変わり果ててしまった悲しきことよ。

そんなデビット神父は信徒席で彼女の妊娠に悩み、やさぐれている男テリーを気の毒に思い親切心から自分の家に泊めてしまった事でやべぇことになるやつ。


食事はくちゃくちゃ咀嚼音を立て(地味にうざい)、家の中でタバコを吸い、深夜にヘビメタを爆音で流し、敬虔なデビット神父の忍耐力をへし折りに来るテリー。

そして彼女のレクシーまで乗り込んできて一泊のはずがクリスマスまでの1週間を耐えなければならないっつう自らの信仰心との戦いを余儀なくさせらるブラックコメディホラー。

苦労してる夫婦を助けたらその夫婦が邪悪なクソ夫婦で逆に追い詰められて半地下させられそうになるというこの世に神も仏もいねぇみたいな話なんだが、

やはりベゴス映画で猛威を奮っている2人が主演っちゅうことで割と期待はあったんですが人間の本性とそれに立ち向かう信仰心を描いたブラックコメディっぽい内容で正直ラスト30分まではホラー要素はほぼ皆無。グロもほぼ無し。

変顔の無い偽ラドクリフに最早ラドクリフたる所以は無いですし、そもそもラドクリフたる所以とはなんなのか、その事象を証明してみせたジョー・ベゴスに比べるとやはりハネ感に欠ける作品なので僕向きでは無かったかなぁ。

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