ベンジャミンサムナー

ラブ&ポップのベンジャミンサムナーのレビュー・感想・評価

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)
4.0
 『式日』の方はゆったりした語り口だったけど、本作は庵野監督おなじみの、いや他の作品以上に尖りまくったカメラアングルと細かいカット割りとおっさん達の癖の強さで退屈しなかった。

 そしてなによりエンドロールが最高!

 庵野作品は毎回"線路"が抽象的に描かれ、本作もレールカメラのアングルが多用されている。
 『シンエヴァ』はラストに駅から降りることで外の世界に飛び出していくラストだったが、本作の女子高生たちがルーズソックスでドブ川をひたすら歩いていくエンドロールもめちゃくちゃエモい。