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ポッド・ジェネレーションのきのレビュー・感想・評価

ポッド・ジェネレーション(2023年製作の映画)
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『ポッド・ジェネレーション』(ソフィー・バーセス)🥚をみた AI進化のニューヨークで、人工子宮ことポッドで子育てするカップルの10ヶ月間。母性は"女"だけに宿るものではないこと、ポッドと過ごす時間の多いアルヴィーのほうがポッドのなかのこどもと絆を築いていってレイチェルが嫉妬・焦るとか。子宮センター長リンダはフェミニストという皮をかぶったポスト資本主義の権威って感じだし、科学やテクノロジー=人類が懸念するあらゆることを解決する手段になるという楽観的なテクノロジー資本主義をあきらかに批判してる内容に感じる でもその選択をしたカップルのてんやわんやをユーモアありきで描いているのでなんだか不気味だった このテーマ、肉体をテクノロジーに侵食されることへの懸念はクローネンバーグの(きもちわるい!褒)『クライム・オブ・フューチャー』とおなじと思っていて(あきらかに『ポッド〜』のほうがキャッチーでラストはあまりにも楽観的すぎない?と思っちゃうけど)、つねに自身の肉体を制御されることへの不安は未来とともにやってくるんだって見えるけど、じつはそうではなく、すでに女性の身体は社会に制御されているように見せるの上手だったな〜と思うなど
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