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ポッド・ジェネレーションのrebのレビュー・感想・評価

ポッド・ジェネレーション(2023年製作の映画)
3.0
AIが発達した近未来のニューヨーク。持ち運びが可能な卵型ポッドで赤ちゃんを育てることを選択したカップルのお話。
ハイテク企業に勤める妻レイチェルと、自然をこよなく愛する植物学者の夫アルヴィー。
生き方考え方が違うカップルが、子供を持ったことで歩み寄り、ラブラブハッピーめでたしという、不穏系SFかと思ったらラブコメでした。
ポッド要素って必要だったのかなぁ。
まぁ家事AIやカウンセラーAIには、全て監視されてるみたいだし、ポッド会社はなんだかテクノロジーで人類を操るような野望を持ってるみたいで、その辺は不穏だったけど。
10か月もの間、辛い体調でハラハラドキドキ過ごし、その後の最大痛みイベントで体がズタボロになることもなく、夜泣きやミルクで寝不足状態もベストコンディションでこなせるとしたら、それはまさしく女性の夢でしょうねぇ。
ひとつ言いたいのは、なんであんな落っことしそうなツルッツルの卵型にしたのかってこと。取手をつけるとかイボイボつけるとかしないと、持ち運び危なっかしくてしょうがない。
ソフィー・バーセス監督は、商品化に最もそぐわないもの“子宮“をテーマに捉えようと考え、風刺的でちょっと哲学的で教訓的な物語を書こうとしたと語っているが、ハッピーエンドにしてしまったことで、教訓的なメッセージはやはり弱いかなぁ。
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