れい

ポッド・ジェネレーションのれいのネタバレレビュー・内容・結末

ポッド・ジェネレーション(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

監督の「警鐘を鳴らしたい」という意図通り、いい意味で違和感が多く感じられる作品だった。

女性が多く活躍する社会で、主要な会議も男女同数程度で行われている。AIで補助/制御されている部分も多く、働く上での能力等が性別に左右されない時代。
フェミニズム視点では「理想的な社会」だ!と思わせておいて、一番最初に来るのが「女性による女性へのセクハラ」。
昇進とプライベートなこととは全く関係のないことであるはずなのに、「パートナーは働いているの?」「主な収入源はあなたなの?」、挙句の果てに昇進の条件と言わんばかりに文字通り「体外受精/妊娠」を勧められる。
現代社会で多い男性からのそれも、男性優位や女性蔑視が効いていて腹が立つものも多いが、女性からのそれはより厄介なんじゃないか、とすら感じさせられた。
「私もやっているから」「女性の自由を獲得するためよ」と詰められ、(ほぼ1択の)選択を迫られる。苦笑いするしかないよな…
男性からのそれに解放された社会でも、結局マイノリティ内のマジョリティからの攻撃に悩まされるのだな、とうつろな気持ちになった。
(PMSや生理しんどくない女性が、しんどい女性に理解を示せない姿勢と似ているかも。バイセクシュアルがゲイから排他されるみたいなのも?)

(開始10分も経ってないくらいのところのお話なのにこんなに書いてしまってる、、続き書く。一時保存。)
れい

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