YSK

変な家のYSKのネタバレレビュー・内容・結末

変な家(2024年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作は名前しか知らず
評判だけは聞こえたもののネタバレは踏まずに鑑賞

ネタバレにチェックを入れたのをいいことにあらすじを全て記してしまうと、一見不可解な間取りの家は全て同じ若い夫婦が住んでおり、彼らの謎と行方を追って本家へ行ったところ
明治時代に当主が手を出した女中が身ごもるも当主の妻が逆上して暴行、流産した女中は自分の左手首を切り落として死亡
以来、この家で産まれてくる子どもは皆左手首が欠損していた
まじないしによると呪いを解くには「1度も陽の光を見ていない少年の手で切り落とされた左手首を年に1度、3年連続で捧げる必要がある」ということが判明

いやもうすでにこの時点でかなりファンタジーを超えて妄言のレベルなんですが、この作品のすごくすごいところはなにか?
それは本家の人間が誰も左手首を欠損していないことなんです!
じゃあもう左手首を捧げる儀式なんてしなくていいじゃんwwwwww
さらにいえばそもそもの発端は明治時代とのことですが、明治時代からずっと左手首を捧げる儀式をしていたのならば脳に皺のない欠陥一族ですし、今になって始めたのであれば120年近く何もしてこなかった知恵遅れ一族なのでしょう
まあ100年や200年に渡りテレビや電気、WiFiもない山奥にすんでいたらこうなるのもやむ無しですね

それ以外にも馬鹿で阿呆で呆けでカスで間抜けで鈍麻に思えるシーンや描写は山ほどありましたが、上映終了後隣に座っていたカップルの女の子が「恐かった〜」と言っていたので一般的には恐くて面白かったのでしょう
まともな人間が描いたとは思えませんけど

映画作品としては1.2くらいなのですが、腹がちぎれるほど笑い倒したので3.5くらいあげたい気持ちも多少あります
ただ『ゴーストバスターズ/フローズンサマー』で感動の涙を流したあとに見るようなものではないですね

あと書き忘れていたのですが、床に無数の引っかき傷や血のシミがついたまま売りに出す不動産屋は信用できないからやめたほうがいいですし、いつ裏切るかもしれない姉夫婦を本家に連れ戻すのはともかくとして儀式の遂行に欠かせない少年を連れていかないのは考えられませんし、生後1年足らずの赤ん坊を置いていったら警察が介入してきて余計なことを勘ぐられることを考慮しないのへ頭が悪すぎますし、なおかつ外から鍵をかけられる部屋なのにそのタイミングだけ偶然かかってなかったとか頭が悪すぎて日常生活を送れているのかすら心配になりますね
ということを追記しようとしたらうっかり消してしまいました
あーメモ帳が自動保存で良かったなあ!
コメントといいねくれた皆さんごめんなさい
YSK

YSK