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パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜のpapandaのレビュー・感想・評価

3.8
パティシエのサクセスストーリーなので明るく軽くポップなものかと想像していたら、実話ベースの暗く重いものも含んでいたのが意外だった。そしてこの手のものには主人公を時にくさし時に励ます恋人がいるけど、この映画にはいなかった。それも意外だった。だから主人公の孤独感が際立つ感じがした。夢を叶えるために時には嘘もつくし小さなチャンスに食らいついて離れない、とにかく必死でやっていかないとすぐに社会から掃き捨てられそうな気がするのだろう。悪人ではないけど生活力や育児力のない母親の影響だろうか。里親の家族は本当に好い人達で救いだった。出てくるスイーツは見た感じ芸術品。きっと味も繊細で至極の味わいなんだろうな。
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