この手の作品は普段あまり観ないのですが予告で
気になり知人も気になったとのことで鑑賞決定。
内容は幼少期の辛い記憶の回想が多く、
理不尽な目に遭いながらもパティシエとして
認められていくお話でしたが、思ったよりも
スイーツを作っている場面が少なく個人的には
調理しているシーンが好きなのでもっとあっても
よかったと思いました。撮り方も本物のリアルな
感じが科学の調和のようで面白かったですが、
どことなくスポ根みたいな印象を受けました。
許せない人や意地悪な人に出逢うこともありますが
同じくらい優しく手を差し伸べてくれる人にも
出逢えるのだよな､と。調理場というと足の
引っ張り合いや陰湿な雰囲気を想像しましたが、
実際は同じ志の元で切磋琢磨して学べる環境も
あるのだなと感じました。
常にお金に苦しんで作品には出ていない数多くの
大変なことがあったと思いますが、夢を実現する
ために才能を努力で伸ばして諦めなかった姿が
とても逞しかったです。
いつかお店に行ってみたいです。
