“パティシエの世界王者をあなたのパティスリーに置ける。いい条件では?”
»22歳でパティスリー世界選手権チャンピオンに輝いた天才パティシエ、ヤジッド・イシュムラエンの自伝を映画化したサクセスストーリー。
そんな本作は、育児放棄の母親の下で過酷な環境で過ごし、里親との出会いからスイーツを学び始め、10代にしてパリの高級レストランで見習いになってからの紆余曲折を描く。
うん、ルーズだけど野心家で、ストーリー的には見応えはそれなりにある…が、時系列を無駄に入れ替え、早送りしたような展開にしたり、疑問を放置したりするので、収まりは悪い。
でも、『ロッキー2』のエピソードにニヤリさせられたり、スイーツには惹かれるモノがあったし、正攻法で見たかったけど…天才を描くフランス作品なので、そうはしないだろうなぁとビターに見終えた。
なお、キャストでは、リアド・ベライシュ…堂々と作品を引っ張ってます。
さらには、ルブナ・アビダルにクリスティーヌ・シティに、パトリック・ダスマサオにフェニックス・ブロサールにリカ・ミナモトらのサポートも良き。