このレビューはネタバレを含みます
舞台はヴェネチア。アンジェリーナ・ジョリーが列車でジョニー・デップを誘惑するところから始まります。アンジェリーナ・ジョリーは、マフィアの金を奪ったアレクサンダーの女エリーズの役。監視の目を潜り抜け、お金の隠し場所へ行こうとする物語。ジョニー・デップが演じるのは、巻き込まれたアメリカ人旅行者フランク。パジャマ姿でイタリアの建物の屋根を逃げるシーンが印象的です。ジョニー・デップにパジャマ、取り合わせの悪い、不釣り合いなシーン。あるいは、違った一面と言うべきか。
物語の途中で、エリーズがイギリスの潜入捜査官だということが分かります。捕まえるべきアレクサンダーと恋に落ちてしまったという、ハチャメチャな経歴の持ち主。イギリスの市警には、ポール・ベタニーや、ティモシー・ダルトンがいて、おっ『007』か？みたいな気分に。ラストでは、アレクサンダーが驚きの姿で現れるという、ちょっと意表を突かれたエンディングでした。そういう手があったかぁ～みたいな。できれば、アレクサンダーの元の姿を拝みたかったなぁ。
