緑川

シャーク・ド・フランスの緑川のレビュー・感想・評価

シャーク・ド・フランス(2022年製作の映画)
3.8
L'ANNÉE DU REQUIN
“サメの年”


フランス南西部のリゾートビーチで推定5メートルのサメが出現、犠牲者も出てしまう。
危ないので当然ビーチは封鎖となるが、リゾート地なので当然住民たちは大ブーイング

人々の平穏な海水浴を取り戻すため、隠居間近の海上警察官、マジャの最後の戦いが始まる…



merveilleux!

オフビートなB級コメディっぽく作ってあるのかと思いきや、かなりジョーズをリスペクトした真面目な作りになっており、新たな正統派サメ映画として確かなクオリティを誇る良作。
正直ディープブルーよりも好き。
サメがアニマトロニクスなのもいい味を出しておる。

SNSで私刑に走る人々はリアルで、現代のサメ映画ならではのアプローチだと思った。
ジョーズでもブルースに息子を殺された夫妻が主人公に八つ当たりしていたが、今作ではそれ以上に人間の恐ろしさを感じることができる。

画作りも非常に綺麗で、毎年夏に観たい映画だ🦈🛟🇫🇷

こんな水辺の街に住んでみたい…
緑川

緑川