約15年前の作品を2023年に観てしまった結果、深田晃司"LOVE LIFE"みが多分にこみ上げてくる世界線に困惑する。(もはや“シークレット・サンシャイン”み溢れる“LOVE LIFE”は想像がつかない)
しかしタイトルの意味など、あえて事前情報を遮断したのは功を奏したかも。(90年代JPOPっぽいタイトルだな、くらいに留めたw)
七つの顔を持つ女優チョン・ドヨンと、ダサ可愛さ安定のソン・ガンホ。
見えるものと見えないもの。そして二度と触れることすらできぬもの。
物語のツイスト部にありがちな過剰演出を見事に回避した非常に抑制された話法。
やはり傑作でした。
CDショップで流れていたKヒップホップ(ビートトラック最高)も忘れられないw