プリシラ視点で描くが、アメリカに行ってからは「孤独」ばかり描かれて停滞し、テイストやトーンの抑揚がなくて退屈。プリシラに自分好みを無理強いする半面、無駄に禁欲的な一面があったりするエルヴィスのキャラ同様に作風が掴みづらいことも。
プリシラが小柄でエルヴィスとの身長差が印象的で、鑑賞後に調べたら、ケイリー・スピーニーが155cm(プリシラ・プレスリーは163cm)、ジェイコブ・エロルディは196cm(エルヴィス・プレスリーが182cm)。プリシラの盛ったヘアスタイル以上に身長差を盛り過ぎで、監督の狙い過ぎな一面も。