ぱっきゃお

月のぱっきゃおのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
4.2
間違いなく衝撃作。
嘘、偽善、綺麗事、、、まるで喉元に刃物を突きつけられたような息苦しさを感じました。
洋子(宮沢りえ)と陽子(二階堂ふみ)、洋子ときーちゃん、本音と建前…、それぞれの関係は月と太陽なのか。
洋子とさとくんの対話が、いつか自分との対話になり自分の言葉が自分に跳ね返ってくるシーンがとても印象的でした。
「月」、満月もあれば半月も三日月もある。太陽ほどに人のイメージは一様ではない。月の形というのは、太陽の光の形とも影の形とも言えるのかもしれない。

どんな自分であっても好きでいてくれる人がいる、そして好きな人がいる。それが「心」というものなんじゃないのかなと最後のやり取りを見て思いました。