この事件に対して、
犯人側、遺族側を中心に描くのではなく
映画監督が、作家という主人公を通して、芸術によって世間の現実とどう対峙していくかという等身大であることが根幹に感じた。それ故に犯人のこと、園内のことを深掘りできずに終わった感が否めない。
あまりにも笑いがなさすぎるし、大人の説教くさいなと思う。
映像的に見せるのではなく、音にこだわり注目させておいて、めちゃくちゃあっさりとした何も感じない音だった。
宮沢りえ、二階堂ふみ、実行犯ともに似たところがあるとしているが明らかに決定的に違うところもある。犯人を似たところがあるが、幼稚で狂った大人になっている。なんで狂ったのか、元々か？説明がつかないのが人間なのに説明つけようとしているのに気持ち悪さを感じた。
結局、普遍的な映画でお決まりの夫婦愛とか子どもとかを落としどころにしてるところに違和感を感じる。
一体なんだったのだろうか。
