月のFumiのネタバレレビュー・内容・結末

汚いものって何だろうね。
2016年に起きた相模原障害者施設殺傷事件を題材にした小説の映画化。
心を持たない“心失者”を対象に行われた大量殺傷事件は当時も大きなニュースになり、まだ記憶にも残っている。

冷酷極まりない犯行だが介護の現場で働く当事者にしか分からないことも勿論あるだろうし、きっと誰の心にもさとくんは存在する。それを認めないと言うことは簡単だけど、次のさとくんを生まない為にどうしていくべきかを考えていかなければならないのだと思う。
映画としては重く暗い雰囲気を無理やり作ろうとしている感じや独特のカメラワークは蛇足に感じた。