重度障害者施設で働く元作家の女性の話。
2016年に発生した実際の事件を題材にしたヒューマンサスペンス。
もう9年前とはいえ、世間に与えた衝撃度からあの事件はいまだ記憶に新しく感じてしまう。
かなり重いテーマ。わりと長尺を使って、各キャラクターの心情や心理状態を丁寧に描写していた印象。
正直なところ、目を逸らしていたいことについて直球に投げかけてくるような作品で、いろんな場面にハッとさせられました。
キャスト陣が皆、演技派だったのでより鮮明にストーリーだった。
時折ホラーにも感じる。
綺麗事だけで現実がどうにかなるわけじゃない、観てる人に本音を問いかけてくるような迫力がありました。
風化してはいけない事件だと改めて感じました。