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密輸 1970のAPACHEのレビュー・感想・評価

密輸 1970(2023年製作の映画)
3.6
【密輸1970】感想

ミッドランドスクエアシネマで鑑賞🎞

1970年代半ばの韓国の漁村クンチョンでは海が化学工場の汚染で汚れ、今までの海産物が取れなくなり、リーダーのジンスクは仲間たちの生活を守るため失業の危機に瀕していた海女たちと、やむを得ず海底から密輸品を引きあげる仕事を請け負うことに...。そこに、密輸王クォン、チンピラのドリ、税関のジャンチュンらさまざまな者たちが絡んできて、それぞれの思惑が入り乱れるなか、海女たちは人生の再起をかけた大勝負に身を投じる。実話を元にして描いたクライムアクション。

予告を見た時に実話を元にしたコミカルさが伊丹十三映画のような印象を受けたので観てみました。

韓国の海女さんが水に上がるときに吹く口笛がいい感じに可愛く、スタイルも日本の海女さんと変わらない感じでした。

そして陸に上がると70年代のサイケデリックなファッションに身を包み、ミニスカートやタイトで裾広のフレアパンツ、カラフルな柄とストライプやチェックのシャツが素晴らしくハイセンスで、髪型やメイクも派手で明るく元気をもらえて、要所で流れる韓国の演歌っぽい曲や歌謡曲の独特なリズムも、いい感じに時代を感じさせてくて、物語のテンポもいい。

悪党含め登場人物全員クセありすぎてコミカルに見えるけど、後半になるにつれ物語の〆に向かって展開が早くなり、アクションも出てきてオモシロい。
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