きりん

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!のきりんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

コワすぎ!シリーズの完結作(本当?)
シリーズの集大成というより新章突入という雰囲気を感じた。
工藤はPになったけど相も変わらず、市川がDになってフィジカルもスピリチュアルにもパワーアップしていて、市川ファンとしては感動した。
ネタは都市伝説の中でも、より現代の赤い女etcにフォーカスしたもの。
どう赤い女を料理してくるかとワクワクしていたが斜め上の展開にワクワクした。
今作を見て一番に感じたのが映像や演出の進化。
本気でハリウッド狙えるんじゃ?と錯覚させられる程。
しかし、ここまでコワすぎ!を見ていた自分としては、荒削りな映像も好きだっただけに、綺麗にまとまり過ぎた寂しさも無くはない。
ただそのモヤモヤ感を珠緒師匠がぶっ飛ばしてくれた。
事前にプリキュアだと言われてた理由も分かったが、もうこれは別の新たな戦慄怪奇ワールドの扉を開いたのであると。
そう納得せざるを得ないパワーとスピード感が珠緒師匠並びに本作にはあった。
本家(?)カメ止めにも負けないノーカット(風)で、二度見て楽しめるギミックも仕掛けられた本作は、コワすぎ!がよりエンタメ度を上げて銀幕に殴り込んだ気概ある作品だった。
きりん

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