きりんさんの映画レビュー・感想・評価

きりん

きりん

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

スズメとソウタが地震を止めるため"戸締まり"をしながら、お互いや周りの人たちの気持ちに気づいていくロードムービー。
新海監督の"セカイ系ボーイミーツガールで必ず最後に愛は勝つ〜"な流れはもはや歌舞伎的
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

コワすぎ!シリーズの完結作(本当?)
シリーズの集大成というより新章突入という雰囲気を感じた。
工藤はPになったけど相も変わらず、市川がDになってフィジカルもスピリチュアルにもパワーアップしていて、市
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

5.0

4DX込みで5点満点の最高傑作。
マリオのゲームを数作でもプレイした人にとっては大歓喜の内容。
4DXはこのために開発されたのかってくらい完全にマリオの世界に没入できる最高のアイテムになっていた。
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

S・S・ラージャマウリ監督が手掛けるインド英雄譚(サーガ)の完成系!!と言っても過言ではない!!!!!公開から半年以上経過してもう配信待ちで良いかと思ってたけどこの映画の迫力は相応のスクリーン×音響で>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.0

声が小さく幸が薄い皆川七海がなんでも屋を語る安室に騙され、人生めちゃくちゃになりながらもその先で何かを見つけていく話。
3時間凄いことが起きてるのに淡々と水みたいに流れて行って最後まで自然と見れちゃう
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屋根裏のアーネスト(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ハッピーデスデイの監督の。幽霊をTikTokに載せたら万バズして人気者になっちゃうところから始まるホラーコメディ。完全にあの花でした。

ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何かいいなぁ〜じんわりいいな〜
元風俗嬢でお弁当屋で働くちひろさんと身の回りの変化のお話。
ちひろさんは人と人、心と心を繋ぐかすがい。でも彼女がせっせか働きかけてる訳じゃなくて、彼女のありのままの言動
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

5.0

目に光の無い新人映画監督のジーンが映画プロデューサーのポンポさんの激励を受けながら映画作りに邁進していく話。どうあらすじを書いてもこの作品の面白さを伝えることはできない。
大切にしてる自分の中の価値観
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.5

派遣アニメ業界の闇を暴露する映画かと思ったら違った!「覇権アニメ」覇権を取るために二つの制作会社が鎬を削る話。主役は吉岡里帆さん演じる新人監督。新人監督の苦悩と挑戦が描かれている。でもそれだけじゃなく>>続きを読む

ノイズ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

寂れた島にある日現れた異物(ノイズ)の元受刑者。たまたま彼を殺してしまった島民たちが死体を隠そうとするも、それがまた次の事件を呼び起こしやがて泥沼に発展していく…。
スタンガンおばが鉈おじに襲われると
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カラダ探し(2022年製作の映画)

3.0

バラバラに学校中に隠された少女の体を探し集めるまでカラダ探しゲームは終わらない。それまで同じ1日の繰り返し。その間追いかけてくる赤い女に殺されればリセットとなる。
ホラー要素と青春要素を無理矢理くっ付
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ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~(2020年製作の映画)

4.5

日の目を浴びないヒノマルソウルに燃えるテストジャンパー16人の英雄譚。
金メダルはLH団体選手4人だけじゃなくて命と隣り合わせの悪天候の中、決死の覚悟で飛んだテストジャンパー含めた全員の勝利だったんだ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

勉強不足で想像の10倍難しい話を交わしていた訳ですが、三島と学生らの対峙・対話から熱と敬意と言葉を否応でも感じるドキュメンタリーでした。あの瀬戸内寂聴が推しメンと思うくらい三島由紀夫という男は天才肌で>>続きを読む

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.0

トムハンクスが1人飛行機事故で無人島に漂着する映画。
序盤なかなか漂流しないので早く漂流せい!と思ってたけど、そこのパートが意外と後から効いてきて重要。
ほぼトムハンクス独演なのに人間臭い男をいい感じ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

バットマンの原作を知らず、エンタメ要素が強いノーラン版バットマンのファンだったので、これが本物のバットマンに近いなのかなぁと思いながら見てた。
ガジェット無双してテキパキ悪を懲らしめるバットマンを想像
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

大富豪マイルズの(エセ)殺人事件推理パーティーに招集された男女と名探偵ブノワ・ブラン。そこで本当に誰かが殺される事件が起こってしまう。
肝心のミステリーが予想の範疇を越えなかったというのが正直なところ
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

一度挫折した名作を見ようシリーズ④
大きな声では言えないけどちゃんと見てもそこまで好きにはなれなかった…
でも帰ってきたら街が小さく見えたって言う表現は好きだった。

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一度挫折した名作を見てみようシリーズ③
なぜか初見時は最初で寝ちゃってたけど最初からちゃんと面白い。イエスと言うことによって面白いことが起こる。
日本人がこれを真似すると安請け合いするサラリーマン爆誕
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

一度挫折した名作を見てみようシリーズ②
ショートSFのような設定。トゥルーマンがこの世界の真実に気づきはじめてからが面白かった。面白いようにトゥルーマンが外の世界に出られないようにキャストが頑張る。
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一度挫折した名作を見てみようシリーズ①
ディカプリオが華麗に詐欺をキメるところから面白くなっていった。ちょっぴり切ない。
事実に基づいた話ということで、詐欺の手口よりも結末に驚いたというか、よく言えば
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

葬儀、結婚、倒産、姑の転居などで家計は火の車!老後資金が数百万円の中、天海祐希・松重豊一家は無事に暮らしを継続できるのか!?
そこそこ笑わせてもらったので星4つ。最初は見てて苦しいが、尻上がりに笑える
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劇場版 幼女戦記(2019年製作の映画)

4.5

TVアニメ一期からの続きもの。完璧な勝ちを収めたかに思えた帝国だが新たな連邦側の動きが。とにかくターニャVSメアリーの空中戦がアニメーションとして面白い。理性VS感情。どちらが主人公なのか分からなくな>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

5.0

あるところに血の繋がらない別の父親の元を何度もリレーした優子という女子高生がいた。いま彼女は森宮さんという父親の元で溺愛されて幸せな暮らしを送っている。
またあるところに梨花という自由奔放な母親がいて
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

足が麻痺して歩けずぜん息持ちの少女を母親が監禁する話。親娘版ミザリー。
いやーな話。スリリングではあったけど個人的に嫌な終わり方。最後に単なるスリラー映画で終わってしまった。変にひっくり返そうとしない
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

映画は短くまとまっている程良いと思っている自分でも、この作品においては3時間という時間がとても贅沢に感じる作品でした。
静かな作品より動きのある作品の方が好きですが、この作品ではそれを補って余りあるだ
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ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

3.5

マイケルはバーニングトラップの中でも生きていた🔥🏠🔥ローリー一家が戦う平成〜令和のリブート版の続編。一作目でほぼやり尽くした感があって目新しさはそれほど感じなく、そのまま延長線の様相を呈していた。ただ>>続きを読む

カウントダウン(2019年製作の映画)

3.0

もしも余命が分かる流行りのアプリがモノホンだったら…
そんな運命に抗う主人公たちの戦い。
B級らしさ全開で楽しめました。
もうちょっとこの設定を活かした展開があってもいいかなと思ったけど90分なら仕方
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牛首村(2022年製作の映画)

3.5

村シリーズ3作目。今回は牛の神様を祀る村に纏わるお話。
怖さはそこそこ。途中から展開が急でついてけなくなさそうだったけど何とか。個人的には犬>牛>樹の順に好きかな。
三作品で共通する人物名とか展開とか
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

ダニエル・クレイグボンド有終の美。
潔く渋く格好良い終わり方だったな。
高低差のある街や島への潜入&脱出のアクションシーンは触れるまでもなく息を飲むもの。
アナ・デ・アルマス演じるボンドガールの可愛さ
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.5

リーマンショックの雰囲気を感じる為に。自分も個人投資家として今年は空売りを仕掛けてた側の人間なので、マイケルバーリ先輩達の偉業を拝見できた&映画とは言え市場操作しようと暗躍する者達が沢山いたことを知れ>>続きを読む

浅田家!(2020年製作の映画)

4.0

家族を撮り続ける写真家の浅田政志がカメラと出会い、東日本大震災を経て、写真家として出来ることを見つけていく話。
前半は家族写真家として自らの道を見つけていく浅田の話が中心、後半は東日本大震災でボランテ
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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

3.5

原作をリスペクトしてるのか、してないのかよく分からないところが一周回って面白い。舞台の作り込みは凄い。洋館とか警察署とか列車とか。かゆうまとか最初のゾンビとか原作通りなものがある一方、誰お前なキャラが>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

ただのお祭り映画に在らず。スパイダーマンシリーズの真髄が至る所に在りました。