いつもの様な目に見える分かりやすい敵との戦いではなく、序盤の時間も結構長いので、子供が真っ先に面白いと挙げる作品ではないかもしれない。また、過度に何かメッセージ性の様なものを上乗せすることもあまり好みではないのですが、
ダイバーシティやインクルージョンの象徴たるオーケストラ/音楽をファンタジーに載せて、地球が一つになって、何かノイズという抽象的なものと戦うことに、今の混沌とする世界や分断する世界へのメッセージを強く感じた。地球のシンフォニーというタイトルも含めて、90周年記念に相応しい大作だと思う。幸せの音がならない、不幸なノイズに溢れる世界への警鐘。最後戦場で音を奏でる人が一瞬出てくる。
音楽映像がとても重要なので、映画館で見ないと、若干感動が薄れるかも。子供も音楽を生きるエネルギーとして表現しているところが心に残った様だ。
ドラえもんの映画が一個上のスケールに行った映画だと個人的に思った。
考えすぎ?いや、世界の人も見たほうが良いと思った。感動というか感じるものが大きかった。
ちなみに隣の子連れのおじさんはずっとイビキ(ノイズ)を立てて寝てた。感じ方は人それぞれですね笑