いわやん

きつねのいわやんのレビュー・感想・評価

きつね(1983年製作の映画)
3.6
「フォークの神様」

北海道の大学の先生は、夏の草原でマヤと言う少女に出逢う。

先生とマヤは、意気投合し。マヤが近くのペンションに療養の為に滞在してる事を知り、大学の生徒がいなくなってから自身もペンションに居を移す。

ある時、先生に女性が訪ねてきて、マヤに嫉妬の様な感情が・・。

先生役に、岡林信康。
フォークの神様と言われたミュージシャン。「山谷ブルース」「友よ」と伝説的な曲を発表されてますが、放送禁止の曲が多くて、メディアに紹介されず、伝説扱いされた人で。
私も中学の時に、「チューリップのアップリケ」と言う曲を聞いて衝撃を受けました。フォークを離れてからは、いろんな事にチャレンジされてます。

この作品は、脚本家の愛娘が早くに亡くなって、その愛娘の為に書いたもので、脚本家の想いが伝わります。

北海道の四季がとても綺麗に描かれて、映像が素晴らしいです。

マヤ役の少女も、オーディションで選ばれて初出演で、岡林とともに演技は稚拙ですが、その分、ラストは二人共長い間撮影された中で、息の合った感じがよく出て良かったです。
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